fc2ブログ

キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

門司のタカリンさんが、林芙美子の生誕地に、連れて行ってくれた。
そこは今、工場の敷地内だった。 大きな建物が建って。

近くの丘の上に、生誕地記念文学碑があった。
石碑には、掌草紙という彼女の詩があった。

彼女は自分では、下関で生まれた、と言っていた。
長くそれが定説になっていたが、調べた人が。

彼女が門司の小森江で生まれたのを知ってる人がいた。
そんなことがあって、今は、門司で生まれたことが定説になった。

夕方、停泊している近くを、少しだけ散歩した。
買物もあったので。
     ※     ※     ※     ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

印の場所が、林芙美子の生誕地。

現在の住所・・・北九州市門司区小森江2丁目2番1号  ※ 小森江~こもりえ (探すときは、この住所をナビに)
当時の住所・・・門司市大字小森江555番地。

右地図の赤〇に、生誕地記念文学碑。
青〇から、下の風景を見た。  タカリンさんが、連れて行ってくれた。

s-16年2月10日 (2)    s-16年2月10日 (1)ppp

ここが、生誕地記念文学碑。

s-16年2月10日 (3)

詩がある。  掌(たなごころ)草紙。    

  ※ 余談  たなごころ は、手の心 の意味だそう。 手の真ん中の感じで。
        具体的には、てのひら、手の内側(指紋のある方)。
      
s-16年2月10日 (4)    s-16年2月10日 (5)

こうです。

  いづくにか 吾古里はなきものか  葡萄の棚下に よりそひて
  よりそひて 一房の甘き実を食(は)み 言葉少なの心安けさ
  梢の風と共に よし朽ち葉とならうとも
  哀傷の楽を聴きて いづくにか 吾古里を探しみむ

彼女の命日は、6月28日。
毎年それに近い日曜日に、ここで林芙美子碑。  今年は、6月26日でしょうか。

下は、青〇の場所。   昔の水道の貯水池。   上の碑の所に、浄水場があった。

s-16年2月10日 (7)    s-16年2月10日 (6)

小森江2丁目は、右の山の陰。 3丁目なら見えている。
見えるところが、別にありますね。   古い写真があるので。

s-16年2月10日 (8)    s-16年2月10日 (9)

帰りに通った。  左の、白い家の所。

s-16年2月10日 (10)

こんな建物が建っている。

s-16年2月10日 (11)

今回知りたいことは、門司生誕説の根拠ですね。

   ※ 門司説については、反論はないようなので、現在は定説になっている。
     いつの日か、定説を越えて、事実として扱われる日が来るといい。

分かったことを順に、書いていきます。
タカリンさんが、図書館で資料をコピーしてくれていました。
それと、本を何冊か。

その中から、探しました。

下の写真に、両親が載っています。
右下の写真は、桜島の古里温泉。

母親のキクは、そこに勤めていた。
父になる麻太郎がやって来て、結ばれる。   キクは、14歳年上。
桜島を出る。

下の記事に、今の古里温泉が。 文学碑もある。
   桜島を1周する。  有村溶岩展望所。 林芙美子文学碑。 叫びの肖像。 黒髪埋没鳥居。~鹿児島市~ 他 (2016/1/7)

下の写真は、生誕100年記念志から。

s-16年2月10日 (30)    s-16年2月10日 (29)

門司生誕説を唱えたのは、門司在住の医師、井上貞邦。
彼は、どうして、分かったか。 分かる環境にいたのか。

貞邦の義理の母は、井上佳子。
佳子と扶美子は、5歳と時から親しかった。 佳子は4歳。

林芙美子は門司に来た時は、井上家に寄ることが多かった。
貞邦が芙美子に最初に会ったのは、昭和4年の7月。

作家となって、最初に門司に来た。
貞邦は、中学生。 

下は、昭和6年の11月に撮影。 芙美子がフランスに行くとき。
左端が芙美子。 隣は、佳子。 前に、貞邦。

P6250353bbbbppp.jpg

下は、昭和11年。  左が、佳子。 隣、貞邦。 隣、母のキク。 右が、芙美子。
家族ぐるみの付き合いと分かる。

16210uhu.jpg

芙美子の多感な時代は、尾道になる。
   坂・寺・文学の街、尾道を歩く。  林芙美子、千光寺、文学のこみち、など。~尾道市~  他  (2012/12/31)

s-16年2月10日 (31)    s-16年2月10日 (32)

佳子の父は、横内種助。  この種助が、芙美子の父の麻太郎と親しかった。

その種助が、芙美子の生誕地を調べる貞邦に、こう言った。 前後はいろいろあるけど。

 「 下関はそのあとよ。 生まれたのは小森江じゃがいの! 」

     ※ じゃがいの について。
       種助は、四国の人。
       タカリンさんに、調べてもらった。
       念を押すように、断言。 そんな言い方だそう。

       小森江じゃないのか。  小森江に、決まってるべや。  
       上の感じでしょうか。  (北海道弁が入ったかな)

種助は、麻太郎から芙美子のことを聞いていたと、想像できる。

下は、尾道の女学校を卒業の時。
後から2列目、左端。

s-16年2月10日 (33)

右写真は、昭和25年の4月。 長崎。

ここへ行く途中、芙美子は、門司の井上家に寄っている。  1泊。  続きは、写真下に。

s-16年2月10日 (34)    s-16年2月10日 (35)

芙美子が井上家に来た時の話。

朝食後、貞邦に、「貞邦さん 何か音楽を聴かせなさいよ」と。

貞邦は、レコード棚から、マドレイヌ・グレーの唄うオーヴェルニュの歌のレコードを取り出した。
電蓄で音を出した。
          ※ オーヴェルニュは、フランスのローヌ川の上流地帯。
            林芙美子は、フランスに再び行きたいと願っていた。

※ 上の音源があるか、YouTubeで探してみた。
  ある曲を疑った。
  マドレイヌ・グレーが歌ってるかどうかはっきりしなかったが、コメントを読んで、それと分かった。

  下のが、その時流れたと思われます。

"Bailero" Chant d'Auvergne 『バイレロ』オーヴェルニュの歌   ※ バイレロは、ラララ~とか合図の意味のよう。



今日は、いろんな資料から、門司生誕説の根拠を探してみました。
大雑把ですが、知ってる人がいた、という事ですね。

井上貞邦氏のおかげで分かりました。

門司は、尾道と共に、林芙美子を大事にしています。

「自分は門司で生まれたんだ。 そうだったのか~」って、芙美子はあの世で言ってるかも知れない。
タバコを吸いながら。

【今日の一句】  「 そう云えば 門司に行くと 何かしら ふるさとの感じがしていたよ 」  芙美子

【その他】   門司を夕方少し散歩。

めかり公園から山の上に向かった。

s-16年2月10日 (12)

関門橋。

s-16年2月10日 (13)

下が見えだした。

s-16年2月10日 (14)    s-16年2月10日 (15)

門司港駅の近辺。  門司レトロ。

s-16年2月10日 (16)

山の上は遠いので、行くのヤメ。   適当な道を下りた。

s-16年2月10日 (17)    s-16年2月10日 (18)

ここは行かないで。

s-16年2月10日 (19)

薄墨桜。  ウスズミザクラ。   あるお寺。  ※ エドヒガンザクラと考えていいのかな。

s-16年2月10日 (20)

お地蔵さま。

s-16年2月10日 (21)    s-16年2月10日 (22)

寄ってみた。

s-16年2月10日 (23)    s-16年2月10日 (24)

珍しい建物が、両側に。

s-16年2月10日 (25)

出光佐三は門司の人。   出光をつくった。
     門司港レトロさんぽ。 夜景も。 日章丸事件。 カボチャドキヤ国立美術館。~北九市門司区~ 他 (2014/11/29)

s-16年2月10日 (26)

ちょっとの買い物をコンビニでして、戻る。

s-16年2月10日 (27)

夕日が沈んで、また明日。

s-16年2月10日 (28)


【今日の歌】   Pursuit of The Cygnus Thief - by J. H. Clarke - Live Spanish Guitar Looping at Pier 39

  ※ この動画も、海峡の雰囲気なので。



【停泊場所】    めかり公園駐車場

【明日の予定】    下関市にある、竜王山に登る。  次の日からずっと天気が良くないので。

  ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの
.記事)

         meisigazoupppm.jpg

 ※ プロフィール・・・。 ⇒  ppkkpkk44xxx.jpg  2015021215202259f_20150219173812c9f.jpg     今までの記事には、この2枚だけ。

【ランキング】   国内旅行、2位。 旅行全体、2位です
                
                  気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。

                      ※ クリックするバナーは、下のです。 
                                ランキングが、見られます。
                                    
                                 ありがとう!! ランキング 

                      ※ 最初は、国内旅行のランキングが。
                         旅行をクリックすると、旅行全体のが。             

                      ※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
                        次の日のクリックも、また、1週間生きる。
 【拍 手】
 
 

openclose

03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09 

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


01 | 2016/02 | 03
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 - - - - -

現在の閲覧者数:

名前:
メール:
件名:
本文:

QR

気に入った所がありましたら、よろしく。